講座・スクールを開催するときに必要な4つの役割

スクール事業に必要な4つの役割

コンテンツホルダーにとって、講座やスクールを開講することには多くのメリットがあります。

 

例えば

  • ファンによるコミュニティを作ることができる
  • 協会構築など、LTVの高いビジネスモデルの入り口になる
  • いい人材を採用する仕組みを作れる

など、この他にもいろんな使いみちがあります。

 

最近はスクールを始める人・企業も増えてきましたが、意外と知られていないのが、講座を開催し続けるには、コンテンツ以外の要素も必要であること。多くの人はいいコンテンツさえあれば人が集まり結果が出ると勘違いしているんですが、それでは講座を継続して開催することはできません。

 

スクール・講座ビジネスを行う上では、4つの役割が必要です。

この4つがバランス良く手配できて噛み合えば、その講座は継続的に集客でき、開講できます。

 

ではその4つの役割とはどんなものなのでしょうか。

 

 

コンテンツホルダー

講座のコンテンツを持ち、講師として話す人。

イコール講座をやる人、ですね。

当然ここがないと講座は始められません。

良いコンテンツだと受講生は結果出しやすいですし、集客もしやすいのは言うまでもありません。

 

ただ、勘違いしてる人が多いんですが、コンテンツがいくらよくても他がダメだったら集客はできませんし、講座の継続はできません。

コンテンツが良いのはむしろ当たり前で、すでに何人ものお客様に提供していて結果が出ているものであるのが大前提です。

 

講座をやろうとする人はだいたいコンテンツも持っている人(=コンテンツホルダー)ですが、コンテンツを磨くことだけに目がいって他が疎かになり、集客できなかったり継続できなかったりという例が多いので、注意が必要です。

 

プロモーター・マーケター

受講生を集める役割、つまり集客を担う役割がプロモーターでありマーケターです。

講座を開催するとなると、一番労力がかかる部分です。

 

一人で講座をやる場合は当然自分がやらなければいけません。

 

講座の場合、一回目は頑張って集客してなんとか集まる例が多いです。

それまでの人間関係やリストを総動員して、特別割引とかもして講座を成立させる。

 

しかしその手は、2回目以降はどんどん通用しなくなります。

すでにめぼしいところには声をかけてしまって声をかける先が枯渇しているし、講座を開くのに精一杯で、リストを作ったり集客の仕組みを作ることもおろそかにしている。

 

そのため、2回め・3回めとなるにつれて人が集まらなくなり、結局講座をやめてしまう。

こういう例が多いですね。

 

講座をやるのであれば、開催前から先を見越して集客の体制を作ってリストを継続的に集められる仕組みを作る。

これが絶対に必要です。

実務者

講座を開催するにあたっては、さまざまな実務があります。

 

説明会の申し込み対応

受講生への諸連絡

コミュニティの細々とした実務

資料の用意…

 

じつにいろいろな実務がありますが、多くのコンテンツホルダーはここが苦手。

だから自分でやってみるものの、穴だらけだったりする。

そもそも得意な人でも抜け漏れがあることもあるくらいなので、けっこうなレベルで運営がひどかったりします。

 

これが意外と、受講生の成果や評価に直結しています。

 

コンテンツがよくても

ひきつけ方がうまくても

運営が悪くて、受講生の不満が出たり結果がでなかったり。

 

そうなるとその講座の評価もわるくなり、口コミや紹介が起こらないどころか、逆の口コミが起こることもあります。

 

実務をおろそかにすると、講座の未来はありません。

管理者

講座全体を見渡して、滞りなく運営できるように管理する人。

ディレクター、あるいはプロデューサーですね。

スケジュールの調整をしたり、関わる人それぞれの言葉を翻訳して伝えて、講座がスムーズに成立するように尽力もします。

 

講座というプロジェクトが確実に進行し結果を出せるように管理し運営をする人ですが、ときにブレーキ役をすることがあるので、ノリよくやりたいコンテンツホルダーと衝突することもあります。

 

しかしこの存在がいないと、講座・コミュニティはブレーキを失ったダンプのごとく暴走し、空中分解したりします。

 

講座開催に欠かせない4つの役割

この4つの役割を、一人でやるなら一人でこなす必要があります。

当然、ある程度のレベルで4つとも持っている人はほとんどいないので、講座・スクールが成立しない・継続しないということになります。

 

もしあなたが、講座・スクールを開催して収益を上げたい、目的を叶えたいということであれば、この4つの能力を身につけるか、一部あるいは多くを誰かの手に委ねるか。その選択をする必要があります。

 

講座・スクールにはたくさんのメリットがあります。

いまはオンラインでの開催も当たり前になって、場所・時間の成約もほとんどなくなりましたし、リスキリングの波や起業が当たり前になってきたのもあって、学びに投資する人も増えてきました。

追い風が吹いている状態ではあるので、ぜひあなたのコンテンツで講座・スクールを開いて、目的を実現していただければなと思います。

 

 

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